以前BookScanで本の自炊をする記事を書きました。(BookScanで本を電子化してみよう!)
そこで出てくる疑問が 「あれ?紙の本って今後どうなるの?」 です。
今回は紙の本について考えてみようと思います。
本の電子化にはいろいろメリットがあります。
例えばこんな感じでしょうか。
- いつでもどこでも読める
- 検索できる
- 保管場所を取らない
強力なメリットが多いですよね。
特に場所と検索は大きいです。
1000冊あったとしてもタブレットだと1冊以下のスペースになりますからね。
もちろん紙の本のメリットもたくさんあります。
- ページをすぐめくれるので探しやすい
- デバイスを起動しなくても本がそばにあればすぐ開ける
- 貸し借りが容易
- デバイスと違って「本を読んでいる感」がだせる
- デバイスの電池切れとかない
一般的にはこんな感じだと思います。
他にも
- フォント感が本によって違う
- 紙質が違う
- 独特の香りがする
- カバー装丁のデザインがわかりやすい
ちょっとマニアックなものだとこんなかんじでしょうか。
私も上のような趣を大切にしたい本は自炊せずに紙の本で保管しています。
ただ多くなるとかさばるので、本当に数冊に絞っています。
ここで一度立ち返ってみましょう。
本を読む目的ってなんでしょうか?
人それぞれあると思いますが、基本的には 「本のテキストを読んでインプットする」 ことですね。
これを考えると、より効率的に読めた方が良いわけなので、電子化すべきだとわかります。
テキストであることは変わりありませんし、検索ができるぶん、より電子書籍のほうが時間を効率的に使えますからね。
紙の本でもテキストを読むことはできますが、より効率的に読むならどちらが良いでしょうか?
以上のことを踏まえると、これからは電子書籍が主流になってきそうだと思います。
紙の本は趣味の領域にシフトしていきそうです。
たとえば最近では音楽はYoutubeやiTunesできくことが多いと思いますが、紙の本はレコードやテープレコーダーできくようなものだと思います。
- より実用的なものは電子書籍
- よりインテリアや趣味に近いものが紙の本
こういう住み分けができてくると思います。
蔦屋書店やおしゃれな本屋の本がインテリアになるのと同じ理由でしょう。
本を電子化するかどうか迷ったとき、
本を紙媒体で買うか電子書籍で買うか迷った時、
その本に何を求めているのか自問してみるとおもしろいかもしれません。